今日は、昔の私の沼の話をしたいと思います
、、というのも、私は随分と重めにシンデレラが好きなんですが(部屋の壁をシンデレラカラーにしたり、シンデレラのセリフをだいたい覚えていたり)、最近ようやく自分の中で「シンデレラってこういうことなんだ!」というのが分かりました
忘れないうちにどこかに考察を書いておきたかったので、書きます
EXOの考察とかもしたかったんですけどね、、、ワハハ、、
▼アニメ版シンデレラ、ひと目惚れした王子様
※実写シンデレラとアニメシンデレラをご存知の方であると前提に話しています
見たこと無い方は見てください、いま、すぐに!!!
さて、シンデレラの王子様といえば、「突然出てきて、突然シンデレラに一目惚れした」と思ってらっしゃる方も多いと思います、私もそう思っていました
しかし、その「一目」がものすごく重要なのでは?と思ったので、少し考えてみました
まず、シンデレラが王子様とワルツにあわせて踊るシーン、意地悪な継母とドリゼラ&アナスタシア姉妹は
「アレは誰かしら?」
「どこかで見たことあるような気も、、、?」
と言っています。
果たして、ドレスアップしただけで、一緒に暮らしてる人間のことがわからなくなるなんてあります?ウィッグもしてないのに、、
そこで一度「実写版シンデレラ」の話をしたいんですが、シンデレラは舞踏会に行く直前に
「お姉さまとお母様に、、、」
身バレしちゃうよ、、とフェアリーゴッドマザーに相談します
フェアリーゴッドマザーは「ばれないようにしてあげる!」と魔法を使ってくれました
まあ、結局バレるんですけどね。
つまり、ここで重要な問題は、実写シンデレラは魔法を使っても最終的にはバレてしまったのに、魔法で身バレ防止をしていないアニメシンデレラはなぜ身バレしなかったのか?
ここからは私の考察です
まず、アニメ版シンデレラではひたすらシンデレラは酷くこき使われていますよね
継母や意地悪姉妹は家事掃除全部シンデレラに任せて、まるで奴隷のようにこき使っていて、全くシンデレラのことを見ていませんので、シンデレラの真の心の美しさに当然気がつくわけもありません
シンデレラは、外見の美しさと内面の美しさを兼ね備えた女性として表現されていますが、外見の美しさは当然、この奴隷のような生活のせいで活かし切ることは出来ていないわけです
それら両方を最大限に前に出したのが「フェアリーゴッドマザー」です
アニメ版シンデレラでは、ドレスを作る際に「眼の色見せて」とシンデレラの目の色をチェックするシーンがあります
私は、このチェックでシンデレラに合うドレスを思いついただけではなく、「心の底にある勇気と優しさ」を見抜き、それをドレスで表現したのではないかと思いました
そして、そのドレスの姿こそがシンデレラの真の姿になるわけです
シンデレラはかぼちゃの馬車に乗り、お城に向かいます
お城の衛兵もチラリとシンデレラの方向を見るわけですから、その美しさは本物でしょう
さて、お城のホールでは王子が女性と挨拶をしています、最初のダンスの相手を選んでいるわけです
義姉妹のアナスタシアとドリゼラも挨拶をしますが、王子はもう飽き飽き、、、
早く結婚させて世継ぎを産ませねば、、と意気込んでいた王様も「あーダメだダメだ、、」と諦め気味
そこで大公が
「おわかりいただけました?、、、、王子がすっと顔を上げると、夢に描いていた理想の女性がいるではありませんか、、??こんなのは妄想です、、ハハハ」
と言うわけです
、、、分かりますよね?これ、言ってる間にもう現実になってますから笑
王様「妄想だと?見てみろ!!」
王様「ほら、ワルツ!ワルツだ!明かりを消せ!!」
そんな妄想が現実になり、二人はひたすらに踊り続ける
王子は、シンデレラの心の美しさを表したドレスを身にまとう姿を見て一目惚れしたのです
▼ありのままの姿を愛すること、それはディズニーからのメッセージ
さて、今度は実写版シンデレラの話になりますが、エラ(シンデレラ)はフェアリーゴッドマザーの魔法でドレスアップをして王子に「再会」します
実写版では、王子とエラはすでに顔見知りですし、王子もエラもお互いに惹かれています
さて、舞踏会が終わり、王の遺言もあり、「うっかりしてガラスの靴を忘れていった娘」を探すことになったキット王子ですが、継母や大公の企みにより、なかなか見つかりません
しかし、エラのともだちのねずみちゃんの働きによって王子様はエラを見つけることが出来ました
「ありのままの自分の姿を見せることは誰にとっても冒険です」
大公たちが持ってきたガラスの靴を履く直前のフェアリーゴッドマザーのナレーションです。
シンデレラ「私は、持参金も無ければ土地もありません、、、それでも、あなたを愛する村娘を愛してくださいますか?」
キット「もちろん、ありのままの僕を愛してくれるなら、、、まだ、見習いの僕を、、」
※あ、今更ですが、この「」の中のセリフは記憶から引っ張ってきてるのでニュアンスです、細かいとこは結構間違ってますヨ、、
王子もまた、、、いえ、このときはすでに王(陛下)ですね、ありのままの姿を受け入れてくれるひとを探していました、王子でも王でもない、「キット」を、、、
ここで皆さん、「ありのまま」ばっかり聞いて、きっと思い出すのは
「ありのままの すがたみせるのよ」
ですよね、、、うん、、
ディズニーは結構こういうの多いですね、真実の姿とかありのままの自分とか、、、
実写シンデレラの最後のセリフは、フェアリーゴッドマザーのナレーション
「エラのフェアリーゴッドマザーとして、胸を張っていいますが、二人は公平で優しい立派な君主となりました。エラは世界を「こんな風になったら素敵だな」という願いを込めて見続けました。大切なのは、勇気と優しさを信じること、、そして時には、、ほんの少しの魔法も」
(これは見返したので間違いないです)
別に、ありのままとかなんとかそこまで言ってないやん、、、って感じですが、そうじゃないんです
大切なのは、勇気と優しさ。
それは間違いないんですが、大公たちが持ってきたガラスの靴をシンデレラが履く直前のシーンでは、ナレーションの他にも、「勇気と優しさを忘れずに」と亡くなったお母さんがエラに語りかけてくれています
自分のありのままの姿を人に見せる勇気、そして他人の真の姿を受け入れ、愛する優しさ
ということをお母さんは伝えたかったんじゃないかな、と思うんです
▼なぜ「灰かぶり姫です」と言ったのか
実写シンデレラでは、キットに「君は誰だ?」と聞かれた時に「エラ」ではなく「シンデレラです」と答えました
彼女は、自分自身を「人にこき使われている灰被りの村娘」と思っているわけです、それでシンデレラ(Cinder ella)、これが彼女が思うありのままの姿なわけです
だって、エラの服の裾すごい汚れてるもん、、自分でそう言っちゃうのも無理ないよ
しかし、最後の結婚式のシーンでは
キット「僕のプリンセス」
エラ「私のキット」
とお互いを呼び合っています
しかし、キットは彼女のことを「自分のプリンセス」であると言っています、それが彼から見た真のエラなのです
▼ほんの少しの魔法はどこにあるんだ
しかし、アニメシンデレラや実写シンデレラの彼女たちがどれだけ美しくて優しいと言っても、魔法を使えるフェアリーゴッドマザーがいる時点でチートですよね?
フェアリーゴッドマザーはエラに、「そう、あなただけのフェアリーゴッドマザーよ。誰にでもかぼちゃの馬車を作ってあげるわけじゃない」と言っています
エラのお母さんは、
「ねずみさんたちのお世話は私達がする、私達のお世話はフェアリーゴッドマザーがしてくれる」
とエラに言っており、
「いるって信じてる?」
と聞くエラに
「もちろん、何もかも信じてる」と。
アニメ版シンデレラ3では、継母の魔法により(詳しくは見てね)アナスタシアをシンデレラそっくりに変えてしまいます。
でも、プリンスチャーミングは「彼女は僕の愛するシンデレラではない」と気がつくのです、魔法は人間の愛には勝てないのです
大切なのは、勇気と優しさを信じること。
そして時には、ほんの少しの「魔法」も。
これは、人生のどんな試練も乗り越えることが出来る、とても大きな秘密。
人間の勇気と優しさは、何よりも強い。