#11 シリコンバレーへ資金調達【ディップの創業を調べるお】

ディップの創業を調べるお(※1)、ということで採用説明会などでよく聞かれる創業の物語について答えするコーナーを始めますm9( ゚Д゚)ドーン!

冨田という創業者が始めたこの会社にも、創業のドラマがありました。

こちらを徐々にお伝えしていきます。

冨田のひとりがたりスタイルです。
第十一弾はベンチャーの機運とともに。

シリコンバレーへ資金調達

じつはネット参入のための資金調達に関しては、すでにカタログ送付サービスの実績もあるため、融資を受けやすいと思っていました。

しかし、銀行をはじめとする金融機関や助成金、ベンチャーキャピタルのいずれも、答えはNOでした。

日本で資金を得られないのであればと、私は海外に目を向けました。

アメリカのシリコンバレーにあるインターナショナル・ ビジネス・インキュベーション(IBI、起業支援のための機関)に事務所を借り、アメリカの企業から資金を調達しようと思ったのです。

1999 年、シリコンバレーに渡った私は、投資家や企業回りを始めました。

アイデアを話すと向こうも非常に興味を持ってくれ たのですが、アメリカのベンチャーキャピタルは、資金を出すだけでなく、一緒に事業を成長させる仕組みだったので、遠い日本での起業には関われないといわれました。

アメリカで、もうダメなのかと思っていたちょうどそのとき、ソフトバンクの孫氏が中心になり、ナスダックを日本に誘致して新しいベンチャーをどんどん誕生させるという発表を耳にしました。

これだ!と思った私はすぐさま帰国し、ナスダックジャパンの説明会に参加しました。

1000人以上もの人が集まっていて、関心 の高さに驚きました。

そこで、投資家にプレゼンテーションできる機会が与えられました。

当社のプレゼンは高く評価され、いろんなベンチャーキャピタルから問い合わせが寄せられました。実際に投資家も現れ、4億円もの資金が集まったのです。

「日本にもようやくベンチャー企業に投資できる環境が整ってきた」。

そう思った私は、この事業は成功すると確信しました。

こうして2000年10月、求人広告業界初の、派遣情報ポータルサイト「はたらこねっと」が誕生したのです。

第十二弾もお楽しみに。

転載:ダイヤモンド社制作「ファンダーズスピリット」

世代事業準備室で一緒に成長したい方募集中!