#15 「バイトルドットコム」誕生秘話【ディップの創業を調べるお】

ディップの創業を調べるお(※1)、ということで採用説明会などでよく聞かれる創業の物語について答えするコーナーを始めますm9( ゚Д゚)ドーン!

冨田という創業者が始めたこの会社にも、創業のドラマがありました。

こちらを徐々にお伝えしていきます。

冨田のひとりがたりスタイルです。
第十五弾は中核事業となったこのサービスの誕生秘話。

「バイトルドットコム」誕生秘話

ここで少しディップの展開しているサイトの話をしておきましょう。

じつは「バイトルドットコム」は、ある格闘技のイベントをきっかけに生まれました。

「はたらこねっと」を始めて多くの派遣会社に営業活動をしていた頃、派遣会社とは別に請負会社というのがあることを知りました。

こちらは人材ビジネスに参入したてで素人同然だったのですが、派遣会社側から、請負会社と派遣会社は違うので、派遣の仕事情報と一緒にされては困るという話があったのです。

それならばということで、請負はアルバイト情報というかたちで分けてやることにしました。

いずれはアルバイトのサイトとして分離独立させようと、そのタイミングを測ることにしたのです。

そんなある日、「Dynamite!!」という当時最大の格闘技イベントで、コーナーポストのスポンサー枠に急遽空きができたという連絡がありました。

これはアルバイト層に訴えるチャンスだと思った私はその枠を買い、一晩考えて「バイトル」というサイト名を考えました。

バイト情報と格闘技(バトル)の造語です。

まだサイトはオープンしていませんでしたが、とりあえず「Coming Soon」として入り口 のページだけつくり、広告を先に出すことにしたのです。

これが現在の「バイトルドットコム」誕生のきっかけです。

一方、上場して参入したかった領域が中途採用の市場でした。

転職情報というのはユーザーのニーズも高く、マーケットとして非常に魅力的なのですが、求人数が少なく、当社の営業社員の数からいって、何百社もと契約を結ぶのは不可能と判断していたのです。

そんなとき、あるビジネス雑誌で「ジョブエンジン」というビジネスモデルを知り、衝撃を受けました。

ロボット型の検索エンジンが自動的に企業の転職情報を収集してくれるのです。

これなら、求人情報数をライバル企業よりも多く集めることができると思った私は、「ジョブエンジン」を提供していた求人サービス株式会社と手を結び、完全子会社化することで、2004年10月 「ジョブエンジン」のサービスをディップで展開できるようにしたのです。

第十六弾もお楽しみに。

転載:ダイヤモンド社制作「ファンダーズスピリット」

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