世界最大級の韓流ブームをアンケートから大解析

過去1年間にANGYEONGにて行ってきたアンケートを再集計し、現在の韓流ブームに関して、様々な角度から分析を行います

韓流が大好きな方も、そして韓流に興味を持っているが何が何やらさっぱり、、という方も読めるように編集を行っています

 

▼アンケート内容内訳

調査手法:  インターネット調査(SNS等で回答協力呼びかけ)
調査対象:  韓流が好きな男女
調査実施時期:  2018年12月〜2019年10月
有効回収数:  1354件

▼調査背景

現在、第三次韓流ブームが起きている日本国内CDランキングチャートでは、韓国グループの作品が常にランクインしており、私達日本人は簡単に韓流作品を目にすることが出来ます。

また、世界各地でも韓流アイドルグループのライブツアーやイベント、CDデビューが行われるなど、その勢いはアジアを越えて世界に発信されています。

現在、日本国内における韓流市場の拡大に伴い、様々なビジネスの展開が繰り広げられており、情報が常に更新されています。

日本国内の韓流市場に関して、本調査では韓流ファンの韓国語力やイベント会場での行動など、様々な角度から調査を約一年間行ってきました。

現在運営中の韓流翻訳サービス「ANGYEONG」において、これらの情報は非常に有益なものでした。

これらのデータが今後の日本における韓流市場拡大においても、有益であると判断し、調査結果を公開します。

▼韓流ファンの「韓国語力」に関する調査

【韓国語は理解できますか?】

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実際のアンケートにおける選択肢は次のようなものでした

  • よく分かる(特に問題なく会話や番組を理解出来る)
  • だいたい分かる(分からない単語もあるが、会話や番組の内容がだいたい分かる)
  • 少しだけしか分からない(インスタライブや番組の内容は軽くしか分からない)
  • まったく分からない(番組でも何を言っているのかは全く分からないが、尊いということだけは分かる)

このアンケートで「韓国語がわからない」と答えた方のうち、100%の方が
「韓国語を理解できるようになりたい」と回答しました

主な理由としては、

「アイドルの生配信を理解できるようになりたい」
「投稿の内容などを理解出来ないのが困る」

というのが挙げられ、言語の壁の高さが浮き彫りとなりました。

また、韓国語の勉強に関する課題やイメージを聞いたところ

「発音の仕方が分からない・パッチムがよく分からない」

「会話をどうやって勉強すればいいかわからない」

「単語を覚える時間がない」

という回答が多く、手軽に韓国語に触れられる場が生活の周りに少ないことが分かります。

実用的な韓国語の勉強は、独学のみでは達成されず、ネイティブスピーカーとのふれあいによって上達が見込めます。

身近に韓国語スピーカーのいない環境にいる韓流ファンに、今後どのように韓国語勉強を手軽に出来る環境を提供出来るかが今後の課題です。

▼韓流ファンの「コンサート、イベント」に関する調査

【韓流コンサートやイベントに行ったことはありますか?】

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イベントに約77%の方が「行ったことがある」と回答しました

その方々に、「今まで参加した回数」に関しても質問をしたところ、

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回答の「10」には「10回以上」も含まれるため、複数回イベントに参加したことがある方が多数という結果になりました。

また、イベントには「2人」で参加するという方が「80%」、会場への到着は「開演の2−3時間前」が一番多いという結果になりました。

実際の会場周辺や電車内でも2−3時間前から徐々にファンの数が増え始めますので、行動パターンが一定になっていることが理解できます。

ライブでのグッズ等販売に関して必ず購入するものを調査したところ

「うちわ」
「トレーディングカード」
「ペンライト」

が上位となりました。

近年、会場周辺でのファンの騒音などが問題となっておりますが、会場敷地内でのイベント等の工夫で解決が可能かもしれません。

韓国では、様々なメーカーや企業とアーティストがコラボを行い、テントやブースを出していることもありますので、日本でも一部参考にしていけるものがあるかもしれません。

▼韓流ファンの「私生活」に関する調査

【何年間韓流ファンをやっていますか?】

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「1年目」の韓流ファンが一番多いという結果になりました。

ファンになる主なきっかけは「友人もしくは家族の影響」が圧倒的に多く、続いてSNSや動画投稿サイト、ということで、「他人からの影響」が最も大きいことが分かりました。

ANGYEONG公式Twitterにおいても、「最近韓流の世界に入門したので、わからないことが多く、聞きたいことがあります」と質問にいらっしゃる方も少なくないです。

今後、そのような初心者の方向けのトラブル回避や初歩知識をまとめたメディアの展開も必要とされていくと思います。

【韓国へ旅行に行ったことはありますか?】

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韓国旅行経験の有無は、ほぼ半分半分という結果になりました。

コンサートやイベントを目的とする場合とは違い、旅行の場合は「買い物」が主な目的として挙げられていました。

また、日韓情勢の影響により、韓国旅行に不安を感じると回答した方も一定数いましたが、全体の「90%」「韓国旅行をしたい」と回答しました。

韓国旅行を希望する韓流ファンには、日韓の情勢が影響しないことが分かりました。

▼調査を終えて

韓流に関する調査を2018年から2019年まで一年間行いましたが、今後2020年、2021年、2022年、、と韓流情勢は日々変化していきますので、もちろん調査結果も変化していきます。継続的に調査を行っていくことが重要です。

韓国でデビューを果たしたアイドルは、日本でのデビューも活動計画に入れていることが多いため、日本にいながら私達は多くの韓国アイドルを目にすることが出来ます。

私達韓流オタクは、国境や言語の壁を乗り越えながら彼らの応援を行うことが試練でもあり、人生の生き甲斐にもなっています。

それらの壁にいかに上手く向き合えるか、が重要なポイントとなってきますが、時には行き止まりに迷い込み、「ファン卒業」が頭をよぎることもあると思います。

「行き止まりまで行けば、戻ると進むは同じ」

私が以前好きだったアーティストのある曲の歌詞です。

この言葉を思い出してみてください。

なんだか、いつもの数億倍重い記事になってしまいましたが、これからも楽しく韓流オタクを続けていきましょう。

http://angyeong.net

 

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