こんにちは、ディップが運営しているAI(人工知能)専門メディア「AINOW」でライターをしている正生(まさお)です。インターンを初めてちょうど1年が経ったので、振り返りの記事を書いてみようと思います。
特にディップでインターンをしてみたい人や、ライティングに興味がある人に、役立つ記事になればと思います。
[toc]福岡出身の計量分析家
まずは、簡単に私の自己紹介をします。
学習院大学の3年生で、大学では政治学、特に計量政治学を専攻しています。政治的な現象をデータに基づいて分析することで、メカニズムを明らかにしています。
以前のインタビューでは、もう少しだけ詳しく語っています。
地元愛強めの、福岡出身です。趣味はコーヒーを嗜むことと、野球を見ることと野球について語ることです。
ライター経験を生かしつつ、別の強みを作るためAINOWへ
インターンに応募する以前に、ライティングの経験自体は他社のインターンや大学の新聞サークル、個人のブログなどで積んでいました。
従って、一定のライティングのスキルと執筆歴はあったと思います。AIに関しては興味はありながらも、知識はほとんどなかったです。
元々文章を書くのは好きだったので、Wantedlyでライターのインターンを探していました。ライターをやりながらも「何を書くか」の部分で自分の強みを磨けるような仕事がよかった。
そこでWantedlyを散策していたらAI専門メディアAINOWのライターインターンの募集を見つけました。2年生の11月ごろですね。
大学で専攻するつもりだったデータ分析と関係が深く、あらゆる産業に影響を与えるポテンシャルがあって、世間からの注目度も高いAIは、「何を書くか」の部分で自分の希望にぴったりでした。
以下のWantedlyの募集ページから、ディップでのインターンを始めることになります。
[blogcard url=”https://www.wantedly.com/projects/186205″]インタビューからSEOまで幅広く担当

インターンでやったことは、先述の通りAINOWでのライティングです。
一方で、ライティングにもいくつか型があります。AINOWでは大きく分けて以下の4つです。
- SEOライティング
- インタビュー
- イベントレポート
- ニュースリリース
SEOライティングとは、簡単に言えば「検索した時に上位に表示されること」を目的とした記事の執筆です。
例えば、この記事。「画像認識」のキーワードを狙っています。
[blogcard url=”https://ainow.ai/2019/07/11/173264/”]1年間で1~4の形式をどれも経験しました。インタビューだと例えば経済産業省やファーウェイジャパン、イベントレポートだと日経新聞主催のAI/SUMやLedge主催のThe AI、aiboの記者会見なども経験しました。
この網羅性はAINOWの特徴で、インターン生としても多様な刺激が得られて楽しかったです。
コチラは、経済産業省のインタビュー記事です⇓
[blogcard url=”https://ainow.ai/2019/04/17/167846/”]コチラは、AI/SUMのレポート記事です⇓
[blogcard url=”https://ainow.ai/2019/05/14/169395/”]ディップで気づいたライティングで大切な2つのこと

ディップに来てライティングにおいて大切なことを2つ学びました。「科学」と「コミュニケーション」です。
ちょっと言葉が大きくて良く分からないと思うので、それぞれ解説していきます。
ライティングに必要な「科学」
ライティングに必要な「科学」とは、仮説を立ててライティングをすることです。
特にSEOライティングをする際に気を付けています。
さて振り返りましょうか。SEOライティングとは、簡単に言えば「検索した時に上位に表示されること」を目的とした記事の執筆でしたね。
そこで特定のキーワードを狙って、検索の上位に表示させるために様々な分析をします。
- 現在上位表示されている記事は、どういう記事か
- 関連してどのような言葉が検索されるか
- AINOWとして記事を書く場合、他の記事と比べて何を強みにできるか
これらを検討して「こんな記事だったら、こういう理由があるから、評価されるのではないか」という仮説を立てます。「こういう理由があるから」という根拠の部分が大切です。あとはこの仮説に忠実に文章を起こしていきます。
記事に順位がつかなかった場合、考えられるうまくいかない理由は2つに集約されます。
- 仮説が間違っていた
- 仮説はあっていたが、文章で表現できてなかった
これらを検討して、もう一度書き直す。
この仮説検証のプロセスを、少しかっこつけて「科学」と表現しました。とても大事なことです。
なぜなら記事が良かった・悪かったの「理由」を検証できるからです。
もちろん厳密な意味での理由は分かりません。しかし、単に記事が良かった・悪かったで一喜一憂するのではなく、「なぜそうなったのか」というメカニズムを少しでも知ることは、次の仮説を立てるうえでも大きな財産になります。
ライティングに必要な「コミュニケーション」
もう1つ、ライティングに必要なのはコミュニケーションです。もちろんインタビューで本音を引き出すコミュ力も必要です。しかしそれに限らずとも、ライティングは記事を見る人をイメージした気遣いが必要だと思います。
例えば、以下のような点に気を遣っています。
- 記事のひらがなと漢字のバランス
- 文字だけが続かないようなデザイン
- 映えるアイキャッチ
AINOWの編集長のおざけんさんは、Twitterのつぶやき1つとってもこだわっていると感じます。どのような点でこだわっているかというと、やはり「気遣い」です。
具体的には、いい写真を使う。箇条書きでTweetする。記事を拡散してくれた人に、お礼のリプライをするなどです。
「ユーザー目線に立って気を遣ってコンテンツを構成するべき」という考え方と、具体的に注意するポイント、その実践による積み重ねは学びになりました。
少し長くなってしまいましたがこのように「科学」と「コミュニケーション」の重要性に気づけたのが、ライターとして1番の収穫です。自分自身まだまだ徹底できてない部分があるので、今後も意識していきたいです。
AINOWのライターに向いている人、向いていない人

ライターに向いている人は、実際に文章を書いている人です(笑)
向いてるかどうかは、やってみないと分からないと思います。最近は簡単に匿名でブログを書けますし、ライターを始めるハードルは非常に低いのでまずはやってみる。やってみて楽しめる人は向いていると言えます。
AINOWに向いている人は、目的意識がある人です。入社後すぐのインターン生でも、やりたいことを尊重している職場だと感じます。AINOWやディップのリソースを使って何かをしたい人にはインターンであってもチャンスが開かれています。
逆に言えば、言われた仕事をただただこなしたい!という人は向いていないかもしれません。
AINOWで出会った面白い人
先述したAINOWの編集長のおざけんさんは、とても面白い人で一緒に仕事をしていると刺激があって楽しいです。
特にAI業界に根差した人脈には、目を引くものがあります。しかし本質は、それを可能にするコミュニケーション能力の高さと、本当の意味での「気遣い」の力にあると思います。
例えば私が福岡への帰省していてしばらく振りに東京に戻った時。一言Twitterで声をかけてくれました。シンプルなことですが、なかなかみんなができることではないと思います。
その他のAINOWメンバー、次世代の社員の皆さん、インターン生のも皆さんも多様性があって面白いです。それぞれの専門分野の話や、別の事業の進捗などを、オフィスで聞けるのは、知りたがりな私にとってありがたい環境です。
政治とAIをかけ合わせた人材になりたい
最後に、これからのインターン生活で頑張りたいことをお話します。
1年AINOWで働く過程でAIに関する知識が、少しずつ増えてきました。特にインタビューや、記事執筆のためのリサーチを通じてAIを取り巻く業界の課題感が分かってきたと感じます。
AIという言葉が独り歩きして、現場の課題とAIという技術のミスマッチが起きていることや、使える形でデータを収集する基盤の未整備、人材不足なども課題です。
私の大学での専門は政治学なので、将来的にはその解決策を政策の観点で語れるようになりたいです。
また、政治の分野でもAIを活用する余地を感じています。あるいは、データの収集を前提とした政治のデザインも必要です。
例えば政府から出てくる文書や情報を、より機械で読み取りやすい形で公開する必要があります。役所仕事も、AIに限らずRPAなどで効率化できる業務が多いのではないかと考えています。チャットボットなどは少しづつ出てきましたね。
まとめると、政治を使ったAIの課題解決や、逆にAIを使った政治の課題解決を、語れるところから実践にまで関われるようになりたいです。

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