【インターン生インタビュー】フランスに留学していた私が一時帰国してまでディップでインターンする理由

こんにちは、5月からサイコロLab.にてインターンとして働かせていただきますOTAと申します。

学部卒業後日本とイギリスの会社で2年働き、現在パリの大学院1年生で、4月の期末試験終了後に帰国し、データ分析などの分野で3ヶ月間関わらせていただくことになりました。

今回は、「フランスの院で勉強しているのになんでまたわざわざ日本に戻って来てインターンするの?」「フランスが嫌になったの?」と帰国してから周りの人みんなに半ば非難する眼差しを向けられるので、今回の記事ではフランスのインターンや就活の実情も絡めながら日本でインターンをすることになった経緯についてお話します。また、後半のパートでは私の関心についてもお話ししたいと思います。

実際、フランス人の間ではsyndrome de Parisという「フランスの汚さ・不便さ・交通機関・公共設備・インフラに嫌気がさした日本人が鬱状態になってしまう現象」がよく知られています。

だけどそれが理由ではありません。

フランスと日本の就活事情と採用慣行の違い

私が日本でインターンをすることになったのにはフランスのフランスの就活事情と採用慣行が起因しています。

フランスでは日本のような新卒一括採用の慣行はなく、各々で卒業後の進路を決めます。現地で優秀とされる学校を卒業する生徒でも、卒業前々からしっかり綿密に準備して卒業後スムーズに働き始める人もいれば、私の友だちの多くのように卒業後何年かバックパッカーやワーホリ、またはフリーター・ニート生活をしてから帰国して仕事を始める人もいます。
また、卒業までは論文や試験に追われて忙しために卒業後に初めて就職活動を始める、なんて人も多々います。

日本では、特に「文系」の学生にとっては、大学で学んだことと就職後の業務内容がほとんど関係のない場合がほとんどです。働き始めた後も、「出世」への道が開かれているとされている総合職採用の場合は、終身雇用または長期的な雇用を前提とする日本ならではのシステムがあるからこそ、数年単位で会社内の部署移動を前提としていることが多く、殆どの大学生にとって、少なくとも「文系」の学生にとって、大学で学んだこととは関係のない、新卒一括採用・就職活動の慣行があります。

しかし、少なくとも私の知っているヨーロッパの場合はそういう慣行はなく、学生の間に何かしらの実務的なスキルを身につけるか、卒業前・後にインターンを数ヶ月以上して会社に利用価値があると見なされるかして初めて、正社員として採用してもらえます。そのため学生の多くが卒業前の長期休暇中か卒業後に、少なくともフランスでは殆どの場合、無給または10万円以下の給料でフルタイムのインターンをする羽目になります。

さらに(フランスの場合)インターンとして採用されることが簡単かといえば全くそんなことはなく、日本の就職活動と同じように、人気の企業ではエントリーから書類選考、複数回の面接まで経なければならず学生にとっては大変な負担です。日本であれば殆どの大学では就職支援サービスが充実していますが、フランスの公立大学はたとえ良い大学であっても資金難にあえいでいることもあり、フランス人学生に対してはおろか、それ以外の学生に対するサポートは無いに等しいので本当に個人戦です。

また、日本のようにある程度型の決まった採用試験があるわけではなく、人事担当者それぞれの評価軸に基づいて採用の可否が決まるため、一定程度のコネや、日本ほど強くはないものの同様に存在する学校間のヒエラルキーの要素もあります。フランスでは大学だけではなく、優秀な学生の多くが、エンジニアスクールやビジネススクール、各分野の専門学校に進み、それらの学生とその卒業生が競い合う状況です。優秀なトップ校の学生であれば引く手数多で高給インターンの機会もあるといえばありますがかなりレアです。

日本でインターンを探すことを決意

私の場合は1年目の修了のために、インターンをせず1年目の修士レポートを書くか、インターンをしてインターン報告書を兼ねた簡単なレポートを書くかの選択肢があり、今後のキャリアのためにインターンが推奨されていることもあり、インターンをすることに決めました。

そこでフランス内のインターンを今年初頭から探し始め、院のクラスメイトとも情報共有をしていたのですが、結局クラスメイト20数人中フランスでのインターンが決定したのは4月時点でフランス人含む4人以下でした。しかも彼ら全てが無給のインターンです。
私の場合は、院入学前の勤務経験などもあり面接まで進んだ企業もありましたが、結局殆どのインターン募集が、無給またはインターン後にそのまま就職できることが条件でした。

唯一インターンとしては、高給でかつ3ヶ月のみできるという条件にあう企業は、フランス語も英語もできない日本人駐在員と現地クライアントの介在をする、自宅から2時間かかるパリ郊外のオフィスでのITサポートというもので、結局日本で探すのが断然良いという結論に至ったわけです。

加えてお断りしたものの中には、採用前提且つ高給の外資コンサルインターンもありましたが、その他は日本人社長1人と(アジアとしか説明されないどこかの国の)社員2人の、3人規模の会社で、時給470円程度のフルタイム社長秘書インターン、日本のアンテナショップのスタッフ兼フランス企業向け営業の同じく時給470円のインターンなどなど、面白そうな反面なかなかにブラックそうなものも多かったです。

ちなみに、インターンをしないでフランスでアルバイトをしながら修士論文に打ち込むという選択肢もあるにはありましたが、フランスでは学生は一律最大週20時間までしか働くことができず、フランス人であってもそうでなくても、殆どのバイトでは時給はほぼ日本のそれとほぼ同じ最低賃金しかもらえないため、そこでも結局日本に帰ったほうが貯金ができるという結論に至ることになりました。

LinkedIn等の採用サイトでフランスのインターンを探しては、(応募したいものが)無い無い言っていた私は、ある日思い立って日本語で「インターン」と検索して、現役学生向けの短期間で面白そうなインターンが多くあること、さらに多くが有給であることを発見して狂喜しました(笑)

有給インターンというだけで周りの友だちから「私も日本でインターンしたい!」と羨ましがられたくらいですから、現地の状況はお分りいただけるかと思います。

4月の期末試験後に勤務を始められるインターンを探し始め、インターン検索サイトでディップの求人を見つけて応募することを決め、大久保さんとスカイプでお話をして、今に至るというわけです。

少し長くなってきたので続きは後編で。

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